玉響
開園と同時に植物園へ。
蓮の時期には7時半から開けてくれている。
極楽の世。
ちなみに朝顔の時は7時開園らしい。
陽に透けて天空にとけ込むように消えていきそう。玉響〜(たまゆら)
なんと愛らしい、玉珠(たまたま)した蕾。
撫で愛でたい。
この世のものとは思えない微細な振動が伝わってくる。
同時に天女が奏でる音も聴こえてきそう。
ポロリンポロリン、ポロポロリン。
こちらは、テキトーにぶらぶらしてはります。
こんな面白い着帽スタイルが一体どうやって生まれてきたのか?
触れるのも躊躇するほどの、繊細な花弁。
指先では到底ほどけそうに無いほどにもつれているようだが、ふとした吐息でスルリと解けそう。けして荒い鼻息では解けるまい。