京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

「祈り」@京都市考古資料館

 古代の土器と土つながりで選定されたとのことで、オカリナのライブを聴きに考古資料館へ。館長さんのトーク(館長曰く、人手不足で司会も兼務)もオカリナの演奏も素朴で手作り感満載で、暖炉があって古い洋館の内装がそのまま使われている会場の雰囲気もあって、とても和んだ。
 しかしながら、わたくしは自然物で作った素朴な楽器の音を、マイクやスピーカーの電子機械を通して聴くのが好きではない。確かに音量は大きくなるが、オカリナであれば、せっかくの素朴で土の香りが漂うような円やかな響きが、竹笛であれば、暗闇を割く一筋の光のような響きの繊細さが、かき消されてしまうような感じがする。ライブなんやから、ナマの音色という意味ではないのか。