京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

初秋の候

 一時は雷雨に竜巻とどうなることかと思ったが、幸いにして清清しい空が戻った。特に夕方の鴨川の空気はサラッとしていて気持ちいがった。内臓が洗われるようだ。洗われた後もカサカサに乾かず、髪も鼻毛も肌もしっとりと湿り気を保っていて瑞々しい。この幸せ。夜には庭でコオロギだろうか、リーリーリーリー、ジジジジという鳴き声がする。窓から流れ込んでくる外気が一層冷んやりしてきた。ものの本には身体を冷やすことは厳禁と書かれているが、もう少しの間、冷たい空気にあたっていたい。