京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

修験文化

 ここ2,3日、いくら修験宗総本山の聖護院界隈といえども、いつになく山伏さんたちをよう見かけるなと思っていたら、どうやらこの期間、年忌のような法要があったようだ。

 そして今日、笛の稽古の帰りに何の気なしに御所を通ったら、丁度中から続々と山伏さんたちが出てこられた。子どもの山伏さんも神妙な面持ちでかいらしい。法螺貝の音が聴こえてきて、この行列に気づいた。
実は笛のほかに吹いてみたいのは、法螺貝なのだが、さすがに行者さんにちょっと吹かして〜とは言えず。
  
 お飾りにも法螺貝が。山の行者さんだけあって、獣毛の尻当て?が暖かそう。お道具の中には斧もあった。お輿に乗った御方が偉い人なのは一目瞭然。
   
 乗り物の中で、馬が一番安心して乗っていられるのだろう。
 相当長い行列。きけば400名ほど参内しておられたとのこと。それにしても、次回の御所参内は30何年先、とのことで、一体何のタイミングと流れでこの山岳信仰の行列を拝むことができたのか。偶然?必然?不思議だ。