京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

哲学の道

 夕方からの演奏会前に、5年ぶりくらいに哲学の道をぶらつく。


 紅葉はまだほんの一部分にして、喜み家さんの豆かんで腹ごしらえ。思いきってクリームあんみつを。花より団子である。
   
 素朴な法然院山門と山門内。結構な坂道を登り東山の中腹ゆえか、鞍馬まで行かなくても木の根道を歩ける。

 演奏会は、暗闇のお寺の雰囲気といい、演奏会場の窓を開け放った時に庭からかすかに聴こえてくる虫の声やししおどしの音、吹いてくる風の冷やっとした感触といい、美事に竹笛の音が宇宙・自然界に調和していて素晴らしかった。「竹田の子守唄」や京都のわらべ唄メドレーなど、選曲も良かった。遠音で聴く音は異次元の世界から流れてくるような波を感じた。見えないけれど確かにある、なにか。

以下は案内文です。
秋色の空気には、笛の音がよく響きます。ぜひおこしやしておくれやす。
♪ 原 彰宏「横笛の夕べ」演奏会
   10月25日(土) 午後5時半開場、6時開演
   法然院左京区鹿ケ谷)
   前売:3,000円 当日:3,500円 
   チケットの申し込みはこちら→ fuemaru@nifty.com
   こみちの笛の師による、本格派の笛の演奏会。
   深まりつつある秋の夕暮れに、法然院の境内に響き渡る、繊細かつ迫力あふるる竹の音を、ぜひ身体中でビシバシ感じてください。