京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

京都邦楽ストリート獅子舞奉納

 武信稲荷神社にて獅子舞奉納。
 わたくしが吹く笛の出来はさておき、とにかく終わった。
 予想外に観客も多く、日の当たる観客席は避けて、狭い境内の木陰で結構立ち見しておられた。
 この後三条会商店街を流したが、最近のゆるキャラ以上に人がニコニコ顔で寄ってきて写真を撮られ、ご祝儀をくださる方もあり、舞にも演奏にも気合いが入った。厄払い(獅子が噛む)もできた。ただし親に抱かれてるような小さな子どもは泣き叫んで抵抗していた。


演奏メモ 音を前へ飛ばそうと思うと、どうも顎が上がりがちになって、疲れる割には音の響きがよくない。そうすると無理矢理音を大きく出そうと口から吹きにいって余計に顎が上がってくる、というこの悪循環。今後は音を前へ飛ばそうと漠然と意識するより、具体的に「顎を引く」ということを意識しよう。そうすると息のほとんどが唄口に入るので呼吸も楽だし、音量は出なくても響く音が出せる。しかし顎を引くと視線が下がる。ソロ演奏の場合は別にどこを見ていても目を瞑っていても構わないが、獅子舞のお囃子の場合は、獅子の動きを見ていなければならない。ということは、顎を引くと上目遣いで獅子を見ることになる。この体勢と視線に慣れなければ。一人で自分の見易い所に視線をおいて、笛を練習しているだけではなかなか判らないことだった。