京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

晩鐘の効用

 笛の稽古で「晩鐘」という曲を演奏した。曲名からも連想されるように、夕闇の澄んだ空気の中、お寺の鐘が静かにゴォーーーンと荘厳に響き渡り・・・というシーンを思い描いて作曲されたのだろうが、わたくしの演奏はどうも「半鐘」を打ち鳴らしているような箇所があるらしい。ガーンガーンガーンガーン!火事や〜、逃げろ〜ってなシーンを連想するのだろうか。
 静かに小さな音、なおかつ音を前に飛ばすように演奏するのって、今のわたくしの技術では、相当内臓に負担がかかるんですけど・・・。しかし、朝一番にこの練習を1分間しただけで、大きなお便りが呼び起こされ、すこぶる調子が良い。こうなってきたら笛の練習は便器に座ってするのがより合理的ではなかろうか。