京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

時代祭の音


 今年も3Fにある事務所の窓から観る、朝の行列。長年、てっきり本番前の準備行列だと思い込んでいて今年初めて知ったのだが、これを神幸列というらしい。ただ、主要人物たちは直接御所でスタンバイするのか、不在である。

 しかし大道具類?だけでも結構見ごたえがある。
 ぎっしぎっしという木の車輪の音やシャリーンシャリーンという錫杖らしき音が聴こえ始めたら、パソコンの手を止めて窓際へ。

 闊歩闊歩とひづめの音も高らかに。
 チャカチャカいうのは、戦で着る甲冑の音らしい。
 もっと近くに寄って耳をすませば、装束の衣づれの音や草履の足音も聴こえるだろう。

 今年もブチくん(お尻がブチ模様の馬)が元気に歩く。
 ダルメシアンと間違えたのか、柴犬ゴン太さんがじっとみつめていた。 
  今日は興奮状態の馬が多いのかしら。ヒヒーンヒヒーンと、いななきも丸太町通りに響き渡っていた。やっぱり生き物の生の声は迫力がある。惹きつけられる。