京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

対戦

 風邪っ気の一因として思い当たるのは、髪型、だ。寒い間は純毛(頭髪)で首元を温めるべく伸ばしっ放しにしているのだが、昼間はいわゆるポニーテイルにしており、なおかつオデコも全開していた。どうやらその首元と額から眉間の隙間を、風神さんに一撫でされたらしい。水分補給しつつ、身体の内から外から燃えるように保温したら、すごすごと退散された。ヘッ、参ったか。
 ところで、中年女性がポニーテイルにするのには、ちょっと気を使わなければならない。なぜなら下手に襟足の下の方で髪を結ぶと、平安時代の姫のようになるからだ。いや、姫だと品があるだけまだマシだが、わたくしの場合は顔立ちが頓狂かつ昔風なだけに、所帯を持った覚えもないのに妙に所帯じみる。ほな結ばんと下ろしとけばええやんかという意見もあるが、サラサラのロングヘアが風になびくならまだしも、中途半端に伸びたボサボサのザンバラ髪でその辺を歩きまわると、それはまさしく山姥(ヤマンバ)といった風体だ。こうなったらまさしく、山姥vs風神の戦い。