京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

時代祭り 朝の行列

 近年、恒例となった朝の行列。
 昼からの時代祭り本番行列を前に、平安神宮でその支度をした行列が、出発地点の御所へ向けて移動する。主役は乗っていないが、そのお輿や足軽隊や戦国武士の下っ端、牛馬たちが列をつくる。
 毎年、どーんどーんという太鼓の音から始まって行列の知らせがあると、事務机に向かっていられなくなる。この辺りでは、食い扶持稼ぎよりも冠婚葬祭、暮らしの行事が優先されるのだ。
  
 興奮してヒヒーンヒィヒィーンといななく馬たち。鞍に掛けられる衣装も一頭一頭違っていて美しい織。
   
 一頭だけ道産子馬?やけにどっしりしている。お尻がブチの馬は今年も元気で参加。闊歩闊歩とひずめの音も高らかに。
 ギィーギィーと牛車の軋む音に、働き者の牛たち。
 戦国武士たちの甲冑は重たそうだが、スカートのような垂れ?がシャラシャラと涼しげな音をたてる。
 最後に馬車が通り、朝の行列は御所へ向かって去っていった。