京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

晩夏

 暗雲の下(もと)も明るし 晩夏空
 ツクツクボーシが盛大に鳴いている。

 笛ばっかり吹いている間に、オリンピックが終わっていた。今回は出場している選手の多くが、娘や息子の世代の人たちだったからか、すっかり親の気分で、あー、そんなことしたらめぇ舞うで、とか、ケガせんように気ぃつけよしや〜、などと、超人的な技を目にして応援どころではなかった。その割にはメダルをとった選手も多く、若者たちもしなやかに、かつ使命感のようなものをも抱いてスポーツを楽しんでいるようで、なかなか格好よかった。赤の他人だが、どの選手も人生を存分に謳歌してやーと、笛で囃子た。