京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 脳科学と仏道

 最近、続けて脳科学池谷裕二さん)の本を読んで、仏道小池龍之介さん)の本の内容とパシ、パシ、とリンクする所があるので、超面白い!

 簡単に言うと、脳科学者の池谷さんは最新の機械をもって脳を解明し、そのしくみや動きを私たちにも判り易く説明してくれている。
 そして、僧侶の小池さんも人間の心のしくみや動き(=脳の活動かどうかは、科学的にもまだ不明らしい)を説明してくれているのだが、それは、もう2,500年も昔にお釈迦さんが機械を使わずして解明してはったことで、さらに、お釈迦さんは心を解明するに留まらず、その心の動きのコントロール方法まで説明してくれてはります、と。それを基本にして、小池さんは、その心のコントロール方法を至極実務的、実利的に丁寧に説明してくれている。なおかつ自身も実践している。
 
 両者とも、脳や心は相当思い込みが激しくて、それも無意識の部分に凝り固まった思考パターンをもっているもんや、と。でももしそれを変えたいと思うなら、トレーニングでなんぼでも変えられるほど、実は柔軟なもんなんや、と。身体と一緒や、つながっている、と。


 どの本も、読むにつれて色々な色の光が見えてくるような、明るく清らかな気持ちになって、自然と頬が緩むような本です。