京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 強欲の果て

 20年近く頭を預けているヤマダ美容師が移ったでは、シャンプー等を全てオーガニックなものに変えたそうだ。
 昨日、初めて純ホホバオイルを使って、頭皮と首筋のマッサージをしてもらった。もおーめちゃめちゃ気持ちよかったワ〜。滞っていたリンパ液が手先へ流れるのを感じた。視界も広がった。一夜明けて今日は、首コリもすっかりなくなった。
 オイルを流し、シャンプーしてもらいながら聞いた美容師さんの話は、最近読んだノンフィクション本とリンクする内容だった。大きく言うと「自然」「環境」「生命」などにつながる内容。
 ここ100年足らずの間の人間の欲望が生んだ現象や物事は、人間のみならず他の生物や地球環境をも蝕んでいる、抹殺しているということがはっきりとわかった。このまま欲望を放置したらどうなるか、考えるだに恐ろしい。もう一般市民も回復への行動を日常生活で起こさざるをえないところまできている。「良い」と思ってやってきた行為や推進されてきた物事を、ほんとに良いことなのか、何にとって良いことなのか、根本(本質)から見直す必要がある。良さそうに見えたからやっちゃった、言われたからやっただけ、知らんかったしやっちゃった、では済まされない。それは戦争とか目に見える大悪事だけにとどまらない。今、口にした例えばお茶一口にも言えることだ。そして目に見えない空気や水、人間の気持ち(煩悩)にも大いに言えることだ。他人がやってはることではなくて、毎日の自分自身の積み重ねがやがて自分自身の心身に反応が出るのだ。
 しかし回復へ道は確かにある、そして実行されつつあるということも以下に読んだ本からわかった。素晴らしい実践。宮脇昭教授著作(世界中で原生林の回復活動)、木村秋則さん関連(無農薬無肥料でのリンゴ栽培農家)、甲田光雄医師(愛と慈悲の少食による治療)、小池龍之介住職著『もう、怒らない』など。
 どの著書でも、著者だけでなくわたしたち一人一人が実行できることである、「やれば、できる」という単純なことを教えてくれている。