京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 黄色い思い出

 自分ではオレンジ色(茶系)が好きだし似合うと思っているのだが、他人からは黄色(グレー系)の持ち物が似合うと言われること、数回。
 若い頃にも御所の前で、陰気くさい感じの男性から「あのー、そこの喫茶店でお茶飲みませんか?」とナンパ?を申し出て来られたが、「今、喉乾いてないからやめときます。でもなんで見ず知らずの私と?」と詰問してやると、「いや、その、黄色いカーディガンが似合ってたから」との弁であった。質問の答えになっていない、と思ったが、これ以上話しを弾ませると、喫茶店に入って話す流れになって先方の思うツボではないか、と直感し、「へぇ〜」とだけ述べて、去った。あの見ず知らずの男性、なにやら思い詰めたような戸惑いの表情を浮かべていたが、元気で生きているだろうか。とにかく生きていることを願う。