京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 鼻が利く

 子どもの頃はアレルギー性鼻炎と診断されて、よく鼻をたらしたり、つまらせたりしていたが、山に行くようになってから、妙に鼻が利くようになってきた。
 高校のワンゲル部時代。山で夕食に、メンバーの一人が自宅で下調理してきてくれたごく普通のカレーを食べたら、チーズの香りがする。思わず「チーズの味がする・・・」とつぶやくと、マァチャン(同行メンバーの一人)が「・・・そういえば、じゃがいも切ってる途中で、ウチで食べるチーズ切ったわ!包丁洗ってへんかったわ!」と調理したときのことを思い出してくれた。一瞬、自分の臭覚と味覚がどーにかなったかと不安に思ったので、彼女が思い出してくれて助かった。以来、自分の臭覚と味覚にちょっとした自信をもっている。ただし、この才能を発揮できるのは、空気の良い自然の中で、だけ。数年前に流行った内装が黒くて、照明も薄暗〜い居酒屋とかでは、全然味がわからん〜。