京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 恋するゴン太

 柴犬のゴン太(♂3歳)にやっと落ち着きが戻ってきた。つい先日までの2週間ほど、近所のリコちゃんやアイちゃんを始め、オンナのコたちのお尻を追いかけ回していたのだ。散歩中もオンナのコの姿を見ると、何はさておきダッシュで駆けつける。そしてカノジョのニオイを嗅ぎまくる。リードを引いているわたくしは一緒に走ってしんどいやら恥ずかしいやら、、、。
 オンナのコの方も、急にゴン太に襲い掛かって来られてはたまったもんではない。牙を向いて拒絶するコも中にはいる。すると、ゴン太は礼儀正しくお座りをし、ギャオーンともギュイーンともつかない、およそ犬の鳴き声とは思えない、うめき声というのか悶え声を上げてオネガイをする。わたくしに叱られて、遠巻きにしかオンナのコにお目にかかれない場合は、より一層絞り出すような大声を張り上げて、土下座せんばかりにお許しを請う。
 モォ〜、恥を知れ、恥を!と思っていたが、どうやら波が引いたようで、いつもの大人しいゴン太さんに戻ってきて、安心している。これが犬ではなくて、人間の息子だったら母子の縁を切るところだった。