京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 かみしめる

 歯医者に行った。低音の振動が結構頭蓋骨に響いたので、治療後は一大事業を成し遂げたような気になった。口開いてただけやのに。
 歯医者帰りに寄った店で、衝動的に、ジャケ買いしてしまったせんべい。
 「あなただけの 集中力せんべい 味をかみしめる!」だと。ふふ。




 僕の明日を照らして 歯も治った事だし、せんべいを噛みしめながら読書に集中し出したら、小説の中に歯科医が出てきてシンクロに驚いた。話の内容を全然知らずに読み始めたので、余計に。
 『僕の明日を照らして』瀬尾まいこ著:DVの加害者(継父)と被害者(中学生の息子)の心の動きを描いた小説。テーマが重くて気が滅入るかと始めは躊躇したが、小説の中でかわされる会話にぐいぐいひき込まれ、意外にも爆笑してしまった。イマドキの中学生って、あんなオモシロイ会話をしているのかな?集中力せんべいのお蔭で?最後まで集中して読んだ。