京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

『歯は臓器だった』村津和正歯科医著

歯は臓器だった―歯は命とつながっていた 姿勢に関連して最近注目しているのは、歯、である。特に歯の噛み合わせ。ちょっとした身体のコリや倦怠感から、オリンピック級のパフォーマンスにまで、歯の噛み合わせというのは大きく影響しているそうだ。
 それから、虫歯治療の詰め物。昔は水銀など身体に毒な詰め物も使われていたらしい。それが徐々に身体を蝕んでいることがあるんだと。怖いことだ。
 この本の内容には、著者の過ぎたナルシストっぷりがちらちら垣間見られるのと、専門的なことを一般の患者さん向けに解りやすく書こうとして余計わけわからんようになっている部分があり、そこはちょっと読みづらいが、歯と身体のことに関しては、なるほど!と感じることが多かった。身体を全体的に診て、根本的なところから治療しようとしていると思える。ドクターとデンティストを分け隔てしてきた人間の高慢ちきさが、医学の進歩を阻んでいると思える。なんで分けられてるのか、素人にはさっぱりわからん。