京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

緊張しないワケ

 昨夜の笛のグループ稽古では、なんだか知らないが、全く緊張しなかった。心臓がドキ、ともしなかったし、呼吸にも余裕があった。ゆえに同じ音を伸ばすだけの時でも、音に色をつけることができた。色気を出したわけである。先生もさすがに耳がよく、その色気をチラ、と感じたようで、音色を褒めてくれた。
 しかしながら、前回の稽古までは、確かに心臓がドキ、としたり、息が足りひんッと焦る瞬間が、ワンレッスンにつき、2,3回はあったのだ。それが昨夜は、無し。2年半もの間、単なるいつもの稽古でさえ緊張するという方がオカシイのかもしれないが、とにかく遅まきながらも、昨夜から緊張しないことになったらしい。
 なぜ緊張していたのか、どうやったら緊張しなかったのか、ということを分析して、良い音を出すためのテクニックの一つとして理解しておきたいのだが、一体なにがどうしてどうなって緊張しなかったのか、全然判らへん。これが判ってある程度練習を積んだら、もっと効率的に音と自分の精神状態をコントロールできるような気がする。