京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

視覚からの情報

 横笛会の四日市と名古屋教室の発表会を聴きに、四日市四翠庵茶室へ。さすが、江戸祭囃子の四日市地区パイオニアだけあって、より安定感とスピード感が出たカッコイイ粋な獅子舞とお囃子だった。「もどき」というひょっとこ踊りも滑稽さがよく出ていて楽しかった。これを機会にもどきの鉦も覚えて帰ろうと欲張って行ったのだったが、ついつい踊りに見入ってしまって、耳がお留守になってしまった。また今度、唱歌教えてもらおうっと。
 雑談だが、「黒髪」という長唄を吹きに舞台へ出てきた女性の髪が、金髪だったことに意表をつかれた。しかし必死で耳に意識を集めて「黒髪」の演奏を聴こうと努力したので、演奏が上手だったことはわかったのだが、お獅子やひょっとこの踊りばかりに目がいってしまうことも含めて、やはり視覚から得ている情報の影響は大きいと実感したことだった。