京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

身体の声

 なぜかつい最近まで自覚が無かったのだが、どうもわたくしは笛を吹くという行為が好き、らしい。なぜ今更気づいたかというと、グループレッスンに出ている間も、自分の吹く番でなくても気がつくと笛を構えているし、「こみちさん、吹いて」と先生に指名される前から、笛を持って立ち上がっていることさえある、ということに気づいたからだ。けっして吹く気満々という訳ではないのに、身体が勝手にそういうふうに動いてしまう。どうやら先生も、わたくしが笛を持って立ち上がったから「あ、じゃあ、こみちさん」と指名せざるを得ないようだ。軽ーく圧力をかけてしまったらしい。ふふ。あと、自分の課題曲やお囃子を吹いている間も、ふと気づくと必要以上にハリキッて音を張り上げていることが多発するし、今日なんてグループレッスン中に他人(稽古仲間)がソロで吹いている「初恋」を聞いていたら自分も吹きたくなって、稽古中だというのに思わず「わたしも吹いてみていいでしょうか」と立候補してしまった。これは軽い圧力というより、軽い迷惑行為だったかもしれない。ワンフレーズだけに留めたからギリギリセーフか。まぁとにかく身体がそう動いてしまうわけや。