京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

「できなくなってはじめてできること」

 月曜日の昼間にもかかわらず、大学の講堂は満員だった。このことからも、いかに「無料」の企画には人が集まるか、、、いやいや、わっしーファンが多いかがうかがい知れるだろう。とはいえ、東大の玄田先生の話もとても面白可笑しく、わたくしも含めて場内は、東大らしからぬ先生の意外なボケっぷりに、関西人らしく各々がつっこみ、ゲラゲラ笑いながら拝聴していた。お二人が次々に挙げられる、できないことや挫折の事例、そこから発生するできることや希望の事例は、個人の小さな事象から大きな自然現象等までどれもうなづけるものだった。鷲田先生が挙げられた「バリアフリーよりバリアアリー」の発言も、場内のウケはイマイチだったが、わたくし個人の琴線にはふれましたよ、センセイ。そこで、わたくし自身の身の上におこった事例も挙げてみたい、と思ったがすぐには思い浮かばないので、これを機にじっくり考えてみようと思う。しかし、玄田先生が最後に挙げられた「まんざらでもない」人生、ということは、お蔭さまで、日常的に感じている。あと、ギリギリセ〜フ〜とか、コケてもタダでは起きひんで、とか。長い目で見ればその繰り返しではないか。