京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

送風器奏法

 全身全霊奏法というと、なんかちょっと前に流行ったスピリチュアルもどきみたいな感じでどうもようわからん場合は、自分の身体を送風器とかエアコンに例えればわかり易い。・・・っと、これだけでは何を考えていたのか、後々忘れるように最近なってきたので、具体的に説明しておくと、笛を吹く時には、自分の肺付近ではひたすら風(空気)を送り出し、緩めて風(空気)を取り入れるという基礎的な仕事をする。そして鎖骨の下付近では、上がってきた空気の量を強とか弱などに調整する仕事。そして口の中と舌と鼻と耳と唇付近でより微妙な調整、例えば最近のエアコンだと人が居る所を狙って適度な風を送るとか、温度や湿度調節とかまでやってくれるそうなので、そういう細かい調整をする。そんな感じで身体の各部位毎に、吹奏に必要な仕事を分担して、全身を使うのである。各々の部位が応分に過不足なくと仕事をしていくと、そのバランス(平衡)、フロー(流れ)、タイミング(機会)が徐々に合ってきて、曲になってくる、はず。逆に早急に音を出そうとか曲にしなければとか間違ったらアカンなどという我欲が強過ぎると、口先や小手先でなんとかしようと必死のパッチになってしまい、なんだか知らないが、頭マッチロになって悪循環を生み出す。こうなると身体に悪い。