京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

祇園囃子演奏

 10ヶ月ぶりくらいにお年よりのディサービスでのしの笛演奏。季節もので「七夕さま」や小山郷六斎念仏の一演目「祇園囃子」を演った。コンコンチキチンコンチキチン。少しは祇園祭の雰囲気をお届けできたなら幸い。
 利用者の皆さんは大正生まれの方が多いが、歌を歌うのはとてもお好きで、どの曲もよく歌ってくださる。なかでも英語の歌詞がついている「アニーローリー」の演奏にあわせて、たまたま歌詞カードにあった「浜千鳥」の歌詞♪青い月夜の浜辺には〜♪を口ずさまれるのは、たいそう器用なことだった。生真面目なお年よりや職員さんは笛の伴奏者に恐縮して、シーッ!などと浜千鳥をやめさせようとされるのだが、どこ吹く風である。わたくしは「アニーローリー」を吹きながら「浜千鳥」を聴くのが楽しくて楽しくて、どうかやめないでください!なんならもっと大きな声で歌ってください!たのむ!と祈るような思いだった。ああいう芸当はわたくしにはとうていできない。健康長寿といい、この芸といい、あやかりたいと思い、皆さんと熱い握手をかわしてこのエネルギーを吸い取ってきた。たいへん面白かったです。また行きます。