京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

排便奏法

 月夜の美しい夜にビロウな話で申し訳ないが、とどのつまり、今の所これが笛を吹く時の身体の使い方に最も近い表現だと思う。少し前までは出産奏法と称していたのだが、これだと陣痛の痛みを我慢する方向、なぜか内側の方向へイキむ人がいるのと(事情聴取するとそのタイプの女性は痛みに対して我慢強いが、たいてい難産)、男性には想像もつかないようなので(当たり前)、ネーミング変更。それによう考えてみたら、いやよう考えてみんでも、わたくしは出産の経験が無いからか「赤ん坊を押し出す方向にイキんで、出たー、あーすっきりしたー、産んで気持ちいい〜という感じで吹くねん」などと想像で説明しても「陣痛はスッキリしたーどころの痛さとちゃう」とか「そんな30年も前の感覚、忘れたワ」などと反論され、まぁどうやら説得力に欠けるらしい。とにかく笛を吹くということはごく日常的なことで、ほぼ毎日誰もが経験している身体の感覚をもって吹けばいいし、まして苦しんだり何かを我慢したり、耐え忍んで眉間に皺を寄せてまですることではない。大袈裟にいえば快楽の追求。