京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

ぶらぶら同窓生

 ぶらーっと母校へ立ち寄り、元の職場を突然訪問したところ、同じく同窓生が、同じくぶらーっと訪ねて来られた。わたくしと彼女とは初対面である。初対面ではあるが、確かに同窓生のにおいが漂っており、すんなり馴染めた。
 その事務室へ、昔仕事上お世話になった先生もぶらーっと入って来られた。彼も今は教員だが、同窓生でもある。確かにそのにおいが漂っている。母校に関わる人はなんだか知らないが、たとえそこが職場であっても、ぶらぶらしている。いや、けして遊んでいるわけではないのだが。
 先生が「こみちさんは、何してたの?」と尋ねられるので「畑です」と言うと「小作農?」だと。その通りなのだが、年貢も納めておらず、収穫物は全部、懐に入れている小作人を小作農と呼んでもよいものか、迷った。