京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

『スィート・ヒアアフター』

スウィート・ヒアアフター よしもとばななさんの最新刊は、いつのわたくしにとってもひじょうにタイムリーな内容で、ちょっと驚くほど。この作品の舞台も半分が、京都。それもわたくしの通勤路や生活圏内にあるお店や食べているものが次々に出てくるので、すっかり登場人物に感情移入してしまう。身体について考えている事にもすごく共感する。そして主人公が最後に言う言葉にも。
「でも、ほんとうに、どっちでもいいのよ。私、こうして確かにここにいるんだもん。」