京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

中年デビュー

 小山郷六斎念仏囃し方として、雷鳴とどろく中での中年デビューかと思いきや、奉納演舞開始時には雷雨ともに止んでくれた。有り難い事である。小山郷が守っているお御輿が御苑への出入りを許されているからか、そのお御輿をもつ御霊神社が皇室の産土神社だからなのか、訳ははっきりとは解らないが、郷の長の話によると「自称、公家念仏」だそうで、どの演目をとっても割とおっとりとしたお公家さん調?が正調なのだそうだ。確かに太鼓踊りの稽古を傍で見聞きしていても「そんな、調子に乗って太鼓振り回して腰ふって叩いてたら、まるでディスコで踊ってるみたいやがな!」と若者は叱られていた。しかし「ディスコ」と言われても若いのは、キョトンとしているが。わたくしたち中年世代は、バブル時にジュリアナで扇子を振り回して踊っていたボディコンのおねえちゃんの映像がありありと思い出され、稽古中ながら爆笑している。本日の演舞は、今年初回ということと焦りもあり、中年層も含めてディスコ調となってしまった感がある。
 以降の奉納は、20日(月)8時から干菜寺(叡電出町柳駅裏)、22日(水)8時半から上善寺(寺町鞍馬口)にて、です。遅い目(9時から9時半くらい)だと、二人だての緑のお獅子や土蜘蛛が出てきて、アクロバティックな演技が見ごたえあります。夕涼みがてらぜひお越しください。ちなみにわたくしは、笛と鉦の囃し方ですので、姿はほとんど見えません。