京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

福々しい音

 どうしても唇の力みがとれない。テンポを上げようとか大きな音を響かせようと意気込むと、ついつい力が入ってしまう。すると意に反して薄っぺらくて固い音しか出ないので、余計に悪あがきしているうちに曲が終わってしまう、この悪循環。もっと竹の、素直で福々しい音が出したい。最近やっとその音のイメージが湧いてきたので、それに近づくように息を入れたら良いだけなのだが、吹き直しがきかない場面となると、唇にバリケードを張ったまま強行突破を敢行してしまう。曲の途中で軌道修正が利かない。ここは一つ、のれんに腕押し状態で吹いてみよう。