京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

東京での小事

 朝、出稼ぎ会場まで皇居の周囲をタッタと歩いていたら、ランニングしている猫ひろしさんとすれちがった。速かった。
 夕、東京駅の前の交差点で、背後から「この辺に詳しいですか?」とスーツ姿の若者に尋ねられたので、「いいえ、詳しくないです」とハッキリと事実を説明したのにもかかわらず、「・・・丸の内ビルって、どのビルでしょうか?」と諦めきれないかのように重ねて尋ねられた。知らん、ちゅうてんのに。こちらも重ねて丁寧に「さっぱりわかりません」と応えたら、敵、いや若者もやっと諦めがついたのか、すぐ前にいた女性にあらためて尋ね直していた。それをこっそり聞いていたら「あれ、か、あれ」と指を差して説明を受けていた。後で東京在住の同僚に確認してみると、丸の内ビルと新丸の内ビルとがあるらしいので、二箇所を差したようだ。それにしてもこんなにいっぱい人がいるのに、よりによってなんで、わたくしに?その人選基準はどこにあるのか?ちゃんと背中にも顔にも「知らん」「京都人」と書いといたハズやのに。