陽灼け
冬の陽灼けは、なんといってもスキー、である。
中学生の頃から友だち同士だけで信州のスキー場へ行っていたのだから、今から思うと中学生の頃から真面目な遊び人の片鱗はあったのだな。
スキー場では、露出しているところは顔だけなので、当然、顔が黒焦げになる。それもゴーグル跡を残して顔の下半分が。俗にいう、逆パンダである。
大学の入学試験の面接もこの逆パンダスタイルで受験した。母校が求めている人材が、真面目な遊び人であったのは、これ幸いであった。
ちなみに、この頃は若さゆえ肌の代謝も活発なのか、顔のゴーグル跡はあっという間に消えてしまった。しかし、肌内部に徐々に蓄積した灼け焦げ跡は、恐ろしいシミソバカスとなって、30年の間、ずーっと消えない。今更ながら、陽灼けには注意しなければイケナかったということを思い出した。時、やっぱり既に遅し。