京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

笛の特技

 笛の稽古で毎回褒められることが一つだけ、ある。
 「途中で間違えても、知らーん顔して吹き続けますね。すごいです。なかなかできないですよ。」
 ふ、、、褒められると照れるし。
 しかも先日のグループ内ミニ発表会の時には、演奏し終わった後の講評で、「こみちさん、途中手が震えてたでしょ。でも、あの状態の中で最後まで吹き切るのはすごいです。」 
 そうなのだ。入場、曲の出だし、中盤までは平気だったのだが、途中、「なんか、うまく吹けてる、、、」という思いが頭をよぎった瞬間、心臓がバクバクなり出したのだ。折角ええ感じで吹けてたのに、そこから息継ぎのタイミングがメチャクチャになり、挙げ句の果て曲の最後には息が足りなくなって、白目を剥いてしまった。そこまでしてでも吹き切るのが、わたくしの特技である。