京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

六斎念仏

 今夏から始めた笛の新しいプロジェクトとは、六斎念仏に参加し出したことである。
 六斎念仏とは何かを説明すると長くなるので省き、一言でいうと、庶民の伝統芸能である。その保存会の一つに入って笛を吹いている。(他の楽器は、太鼓と鉦。あとは獅子舞や猿回し、土蜘蛛などの踊り、演劇が入る)
 事の経過は夏の初め、笛友が鴨川や堀川で笛の練習をしているときに、この保存会の人にスカウトされた。わたくしは別にそこに同席していたわけでも、個人的にスカウトされたわけでもなく、笛友に便乗して練習について行って、なかなかオモロイと思い、3,4回ほど練習に参加したのである。夜の練習に参加すると、笛鉦太鼓の音が耳について、ぐっすり眠れない。寝ている間も脳内で練習しているような感覚。結構苦しいのだが、翌朝ためしに吹いてみると、楽譜はなくとも聞き覚えだけで意外と吹けたりして、嬉し楽しく、出勤するのを忘れそうになる。