京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

姿勢と体型

 身体は全部つながっているのに、唇、厳密にいうと息を出すために開ける穴の状態ばかりに固執するのもおかしな話かと思いつき、全身をチェックすることにした。
 そして笛の構え方や立ち姿勢を今一度見直すと、左肘が上がり気味なことに気づいた。猫背にならないようにと胸を張ると、ついでに肩や肘まで連動して必要以上に上がるような悪癖がついている。そうすると首が縮み、肺からの空気の通りが悪くなる。気持ちもいわゆる、アガル。
 しの笛は日本古来の楽器なので、戦後西洋にならって指導されてきた、背筋を伸ばすとか気をつけとか前に習えの姿勢をイメージすると、どうもチガウようだ。おまけにわたくしはどーみても戦前の、日本古来の日本人体型ではないか。要は短足胴長、なで肩は短足胴長、なで肩なりの日本古来から伝わる姿勢があるということだ。しの笛は短足胴長、なで肩が最大限活かされる楽器であるはずだ。きっと。