京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

畑部、雨天→31日に順延

 本日予定していた植え付け作業は、昨日からの雨でまたまた順延し、次週31日(土)に再々チャレンジします。例のごとく午前10時頃から午前中の間、作業します。わたくしは、キタアカリという品種のジャガイモと、生姜、ニラを植えようかと思っています。土を耕してみたいとか何か植えたいものがあるなど、参加希望の方は、コメント欄か直接こみちへご一報くださいませ。


 雨のお蔭で、念願の鷲田先生のお話「ベンキョーって楽しい?」を拝聴することができた!母校のオープンキャンパスのイベントに保護者のふりをして参加したのである。会場が満員になって入れへんかったらアカンと思い、講演開始30分前に講堂入りしたら、あの広い講堂に係員を入れて5人くらいしか人がおらず、へ!?と拍子抜けした。しかし開始直前には60人くらいには増えており、ちょっと安心した。まぁ数えられるほど、という程度の数には変わりないわけで、実際数えたんやけど。
 しかしそんなことはどーでもよくて、お話の内容はとてもよかった。前半はご自身の学校時代の話で、先生に「チンチロリン」というあだ名を付けていた、というエピソードが聴けただけでも甲斐があった。あと、勉強しようというスイッチがなかなか入らない理由を哲学したり、文学部を選択することの素晴らしい点を挙げたり、大学では「知性以前の知性」つまり、話の内容や人柄が、胡散臭いかそうでないかがピンとくるような、直感のようなものが身につくような学問(考えるという行為)をしてもらいたい、とか、そういう話。当然といえば当然なのだが、そこには卒業生の就職先や就職率を挙げて、ここは職安か職訓か迷うような説明をしたり、有名な卒業生を大学の宣伝に使ったりする、いわゆる金儲けの下心を孕む胡散臭さは微塵も無く、真に賢くて正直で立派な人柄がにじみ出ていた。わたくしには、ピンときた。