京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

録音機

 先日購入した録音機は、録音した音を速くしたり遅くしたりして再生することができる、ということが判明した。先日の稽古の時に、先生に「小諸馬子唄の鯉沼先生(先生の先生、つまり大先生)の演奏をCDで聴いて練習しようとしましたが、演奏のスピードが速過ぎて全然参考になりませんでした」と失礼ながら訴えると、「一旦録音して、スピードを遅くして聴けば良かろう」と教えてくれた。その場では「あっ、そうですね。はい」と返事したものの、内心、私の買った中高年向き超簡単録音機でそんな複雑なことができるわけなかろう、と思ったのだが、自宅で説明書を見ると、できる、と書いてあり驚いた。驚いたままで、まだやってみるには至っていないのだが、遅くできると判った以上、スピードが速過ぎて云々・・と練習しなかった言い訳には使えない。その点、録音機の進化も便利なようである意味不便だ。それに、使う側はこの手の器械に関してはちっとも進化しておらず、CDをラジカセで普通に聴くという、四半世紀前に身に着けたレベルで技術が止まっている。つまり、録音した音楽の速度を早くしたり遅くしたりなんて、そんな・・・(絶句)と、技術以前に頭と気持ちがついていっていないというのが現状である。そんなことで、もしこれがわたくしの意に添わないとか気に食わない類の話なら、録音機をたたき割っているところだが、今回はまぁ、勘弁しといたろ。あ、ちがうわ、観念してやってみたろ。