京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

千本六斎

 千本ゑんま堂のゑんまさんにお供えされる千本保存会の六斎念仏を拝観。
 お堂の前から既に異界感溢れる。しかしここのお寺には御門や土塀が無く、千本通りから砂砂利で埃っぽい境内が丸見えで、なんとなくチープ感が漂っているのは否めない。しかしまぁ、境内に高級マンションを建てて、成金の貧乏臭さが薄ら漂っている、どことは言わへんけど他所の寺社仏閣よりはずっと潔く、地元に溶け込んでいる。
 肝心の六斎念仏は、編み笠をかぶって顔を隠し、鈴つきの赤フン(赤いふんどし)を垂らして、ちょっとエッチな歌を歌いクネクネ踊る雀が出てきたり、女子生徒までもがステテコ履きで、お尻をからげて太鼓踊りをしたり、と、千本六斎のチョケた特徴がよく出ていて面白かった。帰りにゑんまさんにお参りしたら、口をグワと開けて笑ってはった。