京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

山ガールとの山作業

 実に一年ぶりに二ノ瀬で山作業に参加した。あまりにご無沙汰していたので、会のホームページができていたことさえ知らなかったくらいである。失礼。
 今日は開講式で、まず山の神に参拝した。今年から入会した山ガールたち(20代、30代女性)は、「今日参加している女性は、山の神にはなっていませんね」との説明の意味がさっぱりわからないそうで、若さゆえの無知っぷりに古い会員たちは驚いていた。わたくしも驚いた側。念のため説明しておくと、ここでいう「山の神」は、結婚している女性、奥さんのことである。使用例は「ウチの山の神が角出すから、今夜は呑まんと帰るわ・・」など。
 それにしても最近の山ガールは、とても頼もしい。初回からいきなりヘルメットをかぶって、新品ののこぎりで木を切ったり、杭を打ち込んだり、切った木を運んだり、皮むきをしたりの作業を次々にこなしていた。また、これまでこの世界にあこがれはあったが、あまり山や森に行ったことはないとか、最近いきなり富士山登山をしたとか、山に入る前に森林インストラクターの資格をとる勉強をしているというのも、とても今風である。自慢じゃないが、花の女子高生の頃から地道に学校の階段を昇り降りして、3K(危険、汚い、きつい)のトレーニングに耐え、コツコツと実績を積んだわたくしからみると、なんだか無謀で頭でっかちなのである。しかしこれが、今時の若さゆえの無知ゆえに、素晴らしく自由な行動力を発揮しているということなのだ。このガムシャラっぷりにも頼もしさを感じたが、案の定早速、「そんなとこに左手置いて切ってたら、動脈切るで」とか「そこに立ってたら、死んでまう」など、恐ろしいことをサラッと指導されて、この業界の洗礼を受けていた。それでもへっちゃらで帰り際には「空気が良くて気持ちよかったですぅ〜」などと軽々と感想を述べていた。やるな、山ガールたち。彼女らに触発されて、わたくしも今年はできる限り参加したいと思った。楽しかった〜!
 帰り道に通った、本隆寺さんにて。
 しだれは葉桜になり、今は5,6本ある八重桜が満開!
 牡丹のつぼみもいっぱいあった。