京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

鼻の下伸ばし奏法

 氷が張った。チ、チベタイよぅ〜
 御池から歩いて帰ってきても身体はあまり温まらなかった。どうも北に向かって歩くのと、南や東西に向かうのとでは温まり具合に差がある感じ。
 ところで25日の記事、風邪の効用(鼻の下編)は、どうやらただの自己満足に終わらなかったようだ。今日のクラスで、先生に「唇の感じ、変えましたか?今日は音がよく前に走っていますね。良い意味でいつものこみちさんらしくない感じ」との評をいただいた。これは、明らかに褒められたと受け取ってよいだろう。自分の身体感覚としては、ただ鼻の下をちょっと伸ばしただけなのだが、音色にはかなり大きく反映しているらしい。つまり鼻の下伸ばし奏法が功を奏した、わけである。自分の耳にはいつもより硬い感じの音が出ているように聴こえていたのだが、自分の耳に聴こえている自分の音と、他人の耳に聴こえているわたくしの音は、どうやら微妙に違うようだ。そういわれると、自分が解き放った音と周辺の空気とが混ざり合って生まれた音が、他人の耳に届いているのだから、あまり自分だけの聴覚や身体感覚だけに頼ったり信用したり、こだわったりしないほうが良いのかもしれない。それこそ、南無阿弥陀仏である。目には見えない自然の力(空気)におまかせするしかないのである。ナムナム〜。