京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

同女・緋寒桜

 緋色の愛らしい桜。女子校っぽい。
 
 笛友(団塊の世代男性)の依頼により、当人が世話役をしている町内会交流会にて、同じく団塊の世代女性軍団の笛友たちと一緒に演奏。教室で稽古している「さくらさくら」「荒城の月」「麦の唄」を吹いた。笛友お姉さま軍団は、人前で演奏する経験を既に何度か積んでおり、吹けるところだけ吹いたり、間違えても<誰の仕業ぇ?>ってな顔で吹いたり、エアで吹いたり(吹いているフリして音は出ず)して、緊張するとは言いつつもそれぞれに結構楽しんで演奏している様子。どうやらだいぶ心臓が毛深くなってきたようだ。しかしこの交流会の世話役の笛友お兄さま一名は、今回がデビュー演奏やね!と、本人ではなく外野から大々的に発表していたにもかかわらず、、、以下、出番前に控え所での会話。
こみち:今日、デビューですね。笛、持って来たでしょ?
団塊兄:いや、持ってきてへん。音出ぇへんし、、。
こみち:えー? いいですやん、吹いてる恰好だけしといたら。
団塊兄:いや、、嫁はんにも「持って行くな」て言われたし、、。
こみち:えー? 家、近所でしょ、笛、取りに帰って来ぃ!
団塊兄:いや、ちょっと会場の様子見てくる、、、。(学生時代は陸上部で大柄なくせに身を縮めて走って逃げた)
こみち:大きいナリして、気ぃ小さいなぁ、と本人には聞こえへんようにつぶやいた。次回の教室の時に、先生他笛友たちにもこの結末を報告する必要がある。この場合、けして告げ口とは言わない。