京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 光と影の世界

 えらいこっちゃ、23日までや!と思い、仕事をほっちらかして藤城清治さんの影絵展へ。

 良かった〜。割と空いていたので、作品に近寄って切り口などをじっくり観察することができた。

 山をたくさん連ねたような波をたたえた海や、その水面に映る影、雲間から漏れる太陽光、一枚の葉や一本の髪の色の変化の緻密さ、刻一刻と変化していって、すぐに目には見えなくなってしまう自然のほんの一瞬の姿を、あれほど鮮やかな色を伴って切り絵で表現できるとは、ものすごい技だ。これは神業だ!

 作品の数もすごく多くて、見所満載。特に、音楽入りの映像が万華鏡になっているブースは妙に楽しかった。
 85歳の作者のごく最近の作品は、知恩院山門や銀閣寺などの京都の名所各所で、これも素敵だった。

 音楽もそうだが、つくづく生ライブは迫力満点やなーと改めて思った。
 
 今気付いたが、23日というのは、9月の、23日だった!ので、あと一ヶ月やってます。
 場所は、三条の京都文化博物館です。金曜は夜7時半まで開いているそうでーす。