京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

飲み物と身体

 正真正銘の山ガールだった頃から、渓流の水をがぶのみしていたからか、一番好きな飲み物は「水」なのだが、遊びに行った友人宅などで「水、ください」と申し出ても水が出てきたためしがないのは、不思議だ。町なかなので、水道は通っているはずなのだが・・・。
 次に好きなのは「お茶」で、最近は親戚が無農薬で栽培したお茶を、自宅で焙じて飲んでいる。もしお茶っ葉を買うとしたら「柳桜園」(寺町二条西入)で買う。
 お茶好きが高じたのと、笛(能管)の音が聴きたくて、先日の休みに「京都吉田山大茶会」へ行った。各ブースの試飲用のお茶を、飲んで飲んで飲みまくって歩いた。ものすごい利尿作用でスッキリ爽やか、身体の中から浄化されたようだった。中でも高知の山の中に自生している茶葉を手づみしたお茶は、細胞にスーッとなじんで、ものすごく落ち着く感じがした。これこそがわたくしが思うところの、癒しだ。このお茶を飲むと、アルコールやカフェインは良かれ悪しかれ麻薬だと感じる。細胞を生き生きさせているのではなく、麻痺させているような。もしくは逆に、無理矢理興奮しているような。わたくしの心身にとっては、少々ダメージになる。というわけで、アルコールやカフェインは香りだけで十分満足ですので、水かお茶、ください。