京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

方言のサービス

 京都在住ということで、京ことばで話すことを期待されているように感じることが、たまにある。関東の人たちと食事をする時などもそうだ。そういう時はしかたなくサービス精神を発揮して「ほな、祇園バージョンで」などと称し、わざと「へぇ、おおきに、すんまへん〜」とか「そんなことおへん〜」とか「かんにんしとくれやす」などと相槌をうってやることにしている。すると、初めてライブで京都の女性と話した男性なんかは、「もしかして、こみちさんって、元舞妓さん・・とか?」などと、サービス精神でもつっこみ精神でもなくて、真剣(マジ)な顔で尋ねてくる。これだから関東の男性には冗談が通じひんというか、イチコロというか、真面目が過ぎるというか、、少々理解に苦しむのである。またそこでわたくしも「えっ!?まーさかぁー!ウハハ!」と思わず地を出してしまうところなど、ツメが甘い。「うふふ・・・」と肯定するでもなく否定するでもなく、ふくみ笑いなどしてうつむいておけば良かったと、今頃後悔してももう正体はバレてしまった。うぅ。