京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 最も不可思議なルートでやって来たのが、「笛を失くした」とほんの一行書いたこのブログの記事を全くの偶然にみつけた知人から、「それなら自分の使っていない笛を引き受けてくれへん?」とのお申し出があり、わざわざ届けてくださった二管(二本)の笛。この知らせを最初メールで受けた時には、椅子からお尻が浮いたほど、びっくりするやら嬉しいやらで、久々に大興奮した。相手が長く連絡をとっていなかった知人、かつわたくしがブログをもっていることは直接には伝えていなかった相手なので、驚き具合もひとしお。
 こうして預かった笛を実際吹いてみると、どうやらわたくしと相性が合うようで、最近歌の伴奏が俄然楽しくなってきたのも、これらの笛のお蔭。ほんとうにありがとうございます!
 あとは、三管の笛を購入した。このうち一管は、自分のマヌケ具合に一層の危機を感じ、外出用(旅行用)にプラスチック管を買った。二度と落とすまいと気を引き締めるよりも、万一また落としてもまぁこれなら、、と考えているところに、自分自身に対する信用の無さがあらわれている。
 あとの二管は、失くす前から購入を決めていた七本調子が一管、近々やってくる予定なのと、那覇の三味線屋さんで竹富島産の古典調の可愛らしい笛を一管購入してきた。
 そんなことで、この一ヶ月の間に一気に金持ちならぬ、笛持ちとなった。図らずとも手放すことで新たな縁が結ばれたなーとか、そんなことを不思議に思うと同時に、何かの縁のつながりのようなものがこの宇宙にはあるのだ、という確信を得たこの頃。