京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

お囃子の効用

 お江戸の獅子舞の笛囃子を稽古し始めてから2年程経った。当初は、生まれて以来耳にしていた京都の祭り囃子等とはテンポや曲調が全く違うのに面食らい、都のおひぃさん(お姫さん)育ちにはこんな野蛮な曲吹けへんし〜、堪忍してや〜などと、京女らしく陰口をたたいていたが、お蔭様で、今年はこの囃子曲を20分間でも吹き続けることができるまでになった。正座してはもちろん、ゲタ履いて歩きながらでも楽勝や。このことから、どうやらわたくしはおひぃさん育ちではない、ということが判明した。あ、効用としては、体力がつき、体幹全体で呼吸ができるようになりつつあり、指回しが早くなりつつあり、暗譜ができるようになってきた、ということ。そして、これは効用として挙げるのはどうかと思うが、腹筋が仮面ライダー並みに6つに割れたということ。