京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 高音部、出る

 二週間前の稽古日以来、長い時で1日3時間!も笛を吹いて吹いて吹いて吹きまくって吹き倒して吹き散らかして、家族を始めとする近隣住民にさえも「あの曲、暗譜してしもたやんか」とまで言わしめすほど、迷惑な、いや、熱心に篠笛の自主稽古をした。


 そして挑んだ、昨夜のグループ稽古。


 お蔭さまで、目指す所の課題曲「風の踊り」の甲音(かんおん・高音)部分の音が、美しくピョロリーっと鳴り響きました。


 実は、前回の稽古の時は、特に甲音は、スピーッ、プスーッという、果たして身体のどこの部位から出ているのかさえもよくわからないような乾いた息音のみしか漏れ出ず、相当底の方まで落胆したのだ。


 その底から一応の高音が出るようになるまで這い上がってきた、その稽古内容の経過説明も今後も記していくとしよう。



 しかしながら、半年間稽古を続けていても、音さえも出ないような楽器は、初めてだ。


 一筋縄ではいかない、しかし見かけは一本の竹に穴が開いてるだけの、篠笛という楽器・・・。うーむ、、底知れない。