京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 読みたい文

 最近、フィクションがなかなか読めなくなってきた。感受性を型にはめて操作されるような、例えば「泣ける本」と銘打ってある本とかは、その推薦コメントを読むだけで、泣かなアカンでぇというような圧力がのしかかってくるようで、中身も読まずに避けてしまう。
 自分でもワケのわからん感情が垂れ流されている文章を読むのは、自分の文章だけでたくさんだ。煩悩たっぷりで疲労が残る。自分で書いておきながら、こういうのもナンだが、まぁブログはメモ程度ってことで。
 そこで、最近繰り返し読むのは実践本。読んでその内容をゆるーく実践しているのは『マンガでわかる西式甲田療法』(甲田光雄、赤池キョウコ)や『自分にやさしくする整体』(片山洋次郎)、『風邪の効用』(野口晴哉)など。ここに書かれている事をやってみると、実際身体が軽〜く心地好〜く感じるし、身体や動きに真に集中すると、考える必要の無い事を考えずに済むので、脳や心持ちも澄んでスッキリする。穏やかに楽しく心身に良い。
 これらいわゆる「泣ける本」と「実用本」の中間に当たるような、小説ともノンフィクションとも言えない、情景や状況や心情を美しい単語や言い回しでもって、説明・解説をしているような文章が一番読みたくて、心身に良い効果があるんやけどな。