京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

安産奏法

 色々と試行錯誤を繰り返したが、マイブームは何を隠そう、安産奏法である。出産の経験が無いわたくしがいうのもナンだが、産婦は胎児と自身が出産し易いように身を整える。もはや可能性はほとんどゼロだが、わたくしがもし出産するとしたら、そうするはずだ。いや、する、というか、身体感覚に添うと自然とその方向に向かうと思う。肝にはちょっとした自信があるから、陣痛が激しくなるほど、赤ん坊が出て来易いような胎内になるはずだし、そう祈念もする。そんな感じで、笛を吹く時も、音を産むように、吹く。
 末筆になったが、この安産奏法を思いつき演ってみるにあたり、楽に出産するということ(目的)をそっちのけにして、ラマーズ法で呼吸をすること(方法)にあまりに真面目に取り組んだ挙句、過呼吸をおこして死ぬかと思ったという出産経験を教えてくれたクソ真面目な友人に感謝する。なんのためのラマーズ法やねん、とつっ込みながら、反面教師にさせていただいた。