京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

自然

夕暮れの南の空にゆったりと龍が舞う。いよいよ、かな。

雪の日の

子どもの頃『雪の日のうさこちゃん』という絵本を好んで見ていた事を思いつつ。 通勤路とは思えない、このトレイル感。いったいどこへ出勤するのか?果たして、わたくしは何屋だろうか?自分に問うてみる。 草を食む、雪の日のゴン太さん。年明け冬眠から目…

月の夜、雪の朝

ほぼ定点観測。それにしても、今朝は雪目になるか思たワ。 通常、朝は車で送ってもらうのだが、今朝はそれを丁重にお断りして、徒歩出勤。 冷たい空気が両頬の水分を奪ってゆくが、歩きながら深呼吸を繰り返すと、身体の芯から温まる。 荒神橋の上で鴨川から…

真っ白け。雪の舞う中、岩倉からの京都バスは慎重に烏丸通りを下がってきた。若い運転士さんは、降りるお客に「足元お気をつけて」と声をかけている。わたくしには、なぜか「お疲れ様です」だった。山用のハードなザックを背負っていたからか、それとも女子…

空気が澄んで冷たい。内臓まで洗われるようだ。 実際二日間に渡って、起き抜けから胃腸が一掃されるような排出があった。一瞬、ノロ、という単語が脳裏をよぎったが、それ以上に、スキッと爽やかな体感の方が強かったので、ふつふつとエネルギーが湧いてきた…

迎春

謹んで初春のお慶びを申し上げます。 旧年中はお世話になりありがとうございました。 本年もよろしくお願いいたします。

白大文字

東山、比叡山、北山と真っ白。大の字も白く浮き上がったが、白雲に隠れた。チベタイチベタイ。でもなんとか御用は納めたぜ。

クリスマス

Silent Night. Holly Night.

上賀茂試験地

山岳連盟の紅葉観察会で、上賀茂試験地へ。終始、爽やかで芳醇な香りに包まれて歩く幸せ。自然観察指導員さんの講義はほとんど聞き逃した。今日、耳、日曜どした。

電飾不要

それぞれの色で光りを放つ

和ツリー

銀杏の温度

こっくりとした黄色の波に包まれる。堀川通りにかかる陸橋より。 自室の裏のグランドに、わたくしが生まれる前から生えていた銀杏の大木二本が、見事な黄葉の最中、切り倒された。同時に球よけのフェンスやネットも取られたので、改めて空の広さに驚いたが、…

紅葉散歩

目的地を決めずに紅葉を愛でつつぶらぶらしていたら、ちょうど真如堂のお十夜の結願法要が開されていた。運良く鉦講中によるお念仏が唱えられており、念仏六斎の原型をみるようなお勤めだった。これぞ阿弥陀さんの引き合わせかも。また境内では中風除けとタ…

銀杏と学生寮

銀杏がこんなに大きくなるほどの時が流れたとは。現世(うつしよ)は、時が経つのが早いね。月はあの頃と変わらない。けれど、今宵はスーパームーン。おっと、英語の単位を落としたキミには、超満月と言うたほうがええか。現世からはちょっと大きく見えるそ…

着物の効用

着物を着たままコンビニでおにぎりを買ったら、レジのおにいちゃんが「お手拭きを二つ入れましょうか」と気を配ってくれた。きっとこれは着物の効用だと思い「はい、頂戴します」と神妙に応えたら、おまけに「お箸も入れますか」と配慮してくれる。それは過…

ザクロの告白

子どもの頃、かかりつけ医の自家用車のバンパーを踏み台にして、お庭に生っているザクロの実ぃを採りました。わたくしは子どもの頃から身軽で、忍者が木の葉の上に乗るかのようにそーっと乗ったので、問題無し。当時、ザクロは人間の肉の味がする、とささや…

生身天満宮秋祭献笛

恒例となった生身天満宮のお祭りでの吹奏と獅子舞。宮司さん宅と梅園に生っている柿が色づいて、のどかな雰囲気。なんか、緩むわ〜。 園部・生身天満宮フェイスブック←獅子舞の様子が数秒間映っています 昨夜の拝殿での神事で神官さんの所作を見聴きして感じ…

深けゆく秋の夜

東の空と西の空 恋しや故郷 一人眺む かぐや姫気どり

入日

日の入りが随分早くなった。

京都横笛会かぐや姫連中

ところで、最近デビューした京都横笛会かぐや姫連中、その名の由来だが、これはもちろん、竹取物語から来ている。竹笛を手に取って吹いている、竹から生まれたかぐや姫たちという意味である。また連中のほとんどが独身女性であることも、かぐや姫そのもの。…

棲み家

8月の始めにベキッと折れた大木の幹が玉切りにされ、その場に置かれた。引き続き、多様な生き物たちの棲み家になって生き続けるだろう。比較的細めの枝は薪にして、休憩所の薪ストーブの燃料になるかな。いずれにせよ、命は巡り、引き継がれてゆく。

高砂

高砂や この浦舟に帆を上げて この浦舟に帆を上げて 幼少のみぎりより、お経や長唄(歌舞伎の音楽)を耳にする、篠笛で民謡や祭囃子を吹くなどと巡っていったら、50を前にして謡(うたい)にぶち当たり、年末に高砂を謡う「能楽大連吟(だいれんぎん)」とい…

火の玉

陽の玉〜 昔、真夏の夜に自室で、南ぁ無ぅ〜、南ぁぁ無ぅぅぅ〜と声明(しょうみょう/節のついたお経。邦楽各種の源流とか)のCDを流していたら、隣の部屋にいる妹から「やめて。怖い。」と苦情がきた。いわれてみればウチの裏の奥の方はお寺、墓地もあり、…

雨のち

深く沈潜して、大きなクジラの腹を眺めているような。 青くて冷んやりとした水気に包まれている。

継続

森林作業セミナー20周年記念会。20年もの間、毎月、講義や山作業の準備と実施を無償で担ってくださっている主催の方々の尽力と、森林や山、川、土、太陽等から絶えることなく届くエネルギーを思うと、有り難さに胸が熱くなる。と同時に、自然の中で生活して…

晩夏

暗雲の下(もと)も明るし 晩夏空 ツクツクボーシが盛大に鳴いている。 笛ばっかり吹いている間に、オリンピックが終わっていた。今回は出場している選手の多くが、娘や息子の世代の人たちだったからか、すっかり親の気分で、あー、そんなことしたらめぇ舞う…

小山郷六斎念仏奉納公演

幸い夕立ちに遭うことも怪我もなく、三公演とも終了。個人的には、入会してから4,5年かかってやっと笛のメロディが入り、登山口に立ったばっかりの厚かましい山ガール、という感じ。これから先輩の指打ち使いを学びつつ、太鼓踊りや鉦と息を合わせていく。山…

送り火

なな、なんと(寛平ちゃん調)。まん悪ぅ、送り火点火の前後だけ、じゃじゃ降りの雨に。こんなことは京都に生まれて半世紀程の間で、初めてではなかろうか。ウチではテレビのBSが全然映らなくなり、果ては降雨用の放送に切り替えるたらなんたらのテロップが…

落枝

数日ぶりに通ったら、母と子の森に生える太い木の太い枝が折れていた。 折れた断面と折れた枝 その森の名のごとく、小さな本棚や倒木でつくったベンチが並び、子ども達やバードウォッチャーの姿もよくみかける森で、かつ、すぐ南側が迎賓館の外壁なので、御…

蓮池

ポゥッと静かな光を放つ蓮の花。 泥の中の蓮根から、細い茎を通って白い光が透けてくる。