京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2014-01-01から1年間の記事一覧

生還

やって来ました、高尾山。(東京都八王子市) この山行を一言で言うと「生き還った」。 昨夜まで、高層階のスタイリッシュな部屋や無駄に広い会議場や満員電車に缶詰で眠れず、病気かと思う程しんどくて、棺桶の中で眠りたいとまで思い詰めていた。 しかし山…

缶詰と棺桶

例の26階の部屋からの、日の出。見た目には美しい。だが強化ガラス一枚隔てると、太陽が放つエネルギー、気温や風の変化が感じられない。なんだか虚しく、薄ら寒い。過去に何度かご来光を体感しているだけに、その差は歴然としている。 気を取り直して、岸壁…

サービス何点?

みなとみらい滞在中、泊まったのは高層ホテルの26階で、キングサイズのベッドが入った広い部屋。そこから眼下に広がる夜景。24時間、空調が効いている。 この環境は一般ウケするのか、フロントのおねえさんは、さもサービス満点にしときました風に上記の説明…

港と山手

職務上、横浜・みなとみらいに数日間滞在することに。 港、というと、個人的なイメージとしては、重厚な赤レンガ倉庫とか、雨に濡れてた黄昏の街〜みたいな雰囲気を抱いているのだが、それは少々昔の感覚のようで、現在の港はどこをとってみてもピッカピカで…

モデルデビュー

事務所の柴犬・ゴン太さん(7才・♂)が、ネットでモデルデビューしました! ぜひご覧ください → AYANOKOJI 大きな声では言えないが、最近のゴンは、恒例の?ガールフレンドのお尻を追いかけ期で、とても犬とは思えない、ミーミーピーピー声を振り絞って何事…

足慣らし

まさに当てが外れて鴨川歌舞伎に行けなかったので、(しかし結局雨で歌舞伎は中止、海老蔵さんのトークショウに変更となったらしい)雨も上がっていることやし、ちょいと足慣らしに歩きにでかけた。 宝ヶ池を目指す途中のお宅の生垣になにやらの実ぃが。珍し…

岡崎・疎水べり

水際の桜の葉は、まぁまぁ紅葉してきた。 街路樹の銀杏もぐぐっと黄葉が進んだ。 こっくりとした美味しそうな色、色。 秋風薫鴨川に申し込んだが、今日、落選通知が来た。それにしても募集人数150名に約5,000名応募て、、海老蔵ってそんなええ役者なん!?い…

修験文化

ここ2,3日、いくら修験宗総本山の聖護院界隈といえども、いつになく山伏さんたちをよう見かけるなと思っていたら、どうやらこの期間、年忌のような法要があったようだ。 そして今日、笛の稽古の帰りに何の気なしに御所を通ったら、丁度中から続々と山伏さん…

哲学の道

夕方からの演奏会前に、5年ぶりくらいに哲学の道をぶらつく。 紅葉はまだほんの一部分にして、喜み家さんの豆かんで腹ごしらえ。思いきってクリームあんみつを。花より団子である。 素朴な法然院山門と山門内。結構な坂道を登り東山の中腹ゆえか、鞍馬まで行…

時代祭の音

今年も3Fにある事務所の窓から観る、朝の行列。長年、てっきり本番前の準備行列だと思い込んでいて今年初めて知ったのだが、これを神幸列というらしい。ただ、主要人物たちは直接御所でスタンバイするのか、不在である。 しかし大道具類?だけでも結構見ごた…

疲労回復

はたして、先週の発表会以来、まだまだ力づくで笛を吹いているからか、気温差が激しかったからか、まぁ色々と原因は考えられるが、とにかく筋肉疲労とある種の興奮のために、二晩ほど満足に眠れず。布団の中でマッサージをしたり温亀さんで温めたりしたが、…

獅子舞奉納

恒例となった園部の天神さん秋祭りでの奉納演奏。昨日に引き続いての快晴のお蔭で、例年以上のお参りがあった様子。わたくしは例年通り、祭囃子代わりに童謡・唱歌をゆるーく吹いていたのだが、やはり獅子舞の江戸囃子をピーヒャラピーヒャラ吹き出すと人の…

花梨

久しぶりに雲一つ無い青空が広がる週末。 どこに行こうか、何をしようか、迷うくらい。 道すがら、花梨が鈴なりに生っている。 ここは母校なのに、四半世紀前の在学中には気づかなかった。 当時は、多分この講堂棟が建って間もなく、周囲の木もまだ植えたば…

温亀さん

急に寒くなったので、早々に温亀さんをお腹に抱くことにする。温亀さんとは簡単にいうと、陶製の湯たんぽ。タオルに包んでレンジでチンした温亀さんを丹田(ヘソの下辺り)に乗せて眠ると、身体の芯から足先までポッカポカ。ぐっすり眠ってすっきり起きられ…

能管事始め

予告どおり、能管(プラスチックだが)に息を入れ始めた。つ、疲れる・・・。何度も繰り返していると、魂と鼓膜とインナーマッスルに震えがきて、心身ともなにがなんだかワケがわからんようになってくる。どこか異界にもっていかれそうな・・・。果たして、…

山唄

秋の発表会、無事終了!毎回思うが、終わったらこっちのもんや、ハハハ、という心境である。今日独奏した「津軽山唄」は今まで演った中で一番長い曲だったにもかかわらず、ほとんど緊張せずノリノリで吹けた。民謡でノリノリというのも妙な感じだが、西洋の…

手づくり市にて

岡崎公園での手づくり市(平安楽市)会場のBGM演奏を。 若干オタク気味なわたくしは、いかなる演奏環境下においても自分の殻に閉じこもって吹く稽古をしようと考えて参加し始めたが、回を重ねる毎に、意外や意外、外界?とのやりとりが楽しくなってきた。 演…

燃え〜

東山、比叡山から大文字山の連なり。茜色の太陽の影。 焚き木がパチパチと爆ぜる音が聞こえてきそうな西の空。熱ッ。

月光

月の光から発しているような音波を、笛で出せたらいいな。 特に今夜の月が放つような。 地球や太陽におまかせします状態であるにもかかわらず、目が離せないような、思わず耳をすましてしまうような、特長のあるエネルギーを放っている。 いや、おかませしま…

夕暮れ時

秋分の日を過ぎると、あっという間に日が短くなった。 先週は栗ご飯だった。 おとといはとり団子鍋だった。 そして、昨夜はなんと、まったけご飯だった。 書き留めておきたくなるほどのご馳走。実りの秋。

秋花

笛三昧の休日。 深呼吸を繰り返しているのと同じ。 冷んやりとした秋の空気は濃い。 雨の匂いで鼻の穴が洗われるようだ。

枳殻

寺町通りの天寧寺さんの カラタチの実。 橙色の玉(ぎょく)の集まりに、秋の深まりを実感する。 まだ半袖で歩いてるけど。

身体にわるい奏法

このところ、深呼吸奏法や尻尾と羽根奏法や原寸大奏法などを駆使して、楽〜に気持ちよーくええ気分で笛を吹いていたのに、笛の師は「選曲によっては、ずっと腹圧をかけたまま呼吸をして吹くほうが和笛っぽい曲や音になる」とのたまう。うー、その音の違いは…

自然

御嶽山、噴火。あり得る。今を去ること30年前、ワンゲル部入部直後に、山行時の最優先事項は、生きて帰宅すること、と教えられたゆえ、山で命を失う人の無念さは痛いほどわかる。事が起こった時にはもちろん最善を尽くすのだが、どうしようもない場合の方が…

替え玉?

ワンゲル部時代、赤の他人なのだが、なんとなく感じが似てる、、兄妹ちゃうか?とウワサ?されていたキヨミズさん(仮名)という先輩と、先日のOB会で再会した。当時は確かに、思わず「おにいちゃん!」と呼んでしまいそうな間柄だったが、今回は思わず「お…

S.W.V.C 山行計画書

先日のワンゲル部OB会に、30数年前に当時の私たち部員が作った山行計画書を持参した。もちろん、手書き、である。30数年が経過し、用紙が焼けてベージュ色に変色したと思いきや、これは当時わら半紙とかザラ半紙とか呼んでいた用紙で、元々ベージュ色である…

無常の世界

比叡山の後ろに広がる、ブルーグレイの広い空。 泡立つような白い雲。刻一刻と変化する。 西の空は、光輝く金木犀色。 彼の地にあるなにかに会いたくて、たまらなくなる。 こんな気持ちも刻一刻と変化する。 ほんとうは、今、ここにもあって、どこにも無いの…

一日花

森林作業セミナーで一緒に山に入っていたバイゼ(黒ラブ犬♂)が、彼岸の入りに天国に旅立ったと連絡があった。バイゼとわたくしはセミナーの同期生で、今から16年程前の、たしかつるカゴ編み作業の時に、生後3ヵ月程のバイゼくんと初対面した。以来、バイゼ…

ねんねの…?

お彼岸にウチの前の小道を歩いていたから、多分、亡くなったねんねのおじいさんだと思う。 わたくしがものこごろつく頃には、老衰で寝ていることが多かった曽祖父なので、ねんねのおじいさん。 当時、ハイカラな丸眼鏡をかけていて、カマキリみたいな目ぇに…

S.W.V.C 気風

顧問先生からの内祝い写真 添えられていたお手紙に「ワンゲル部の自主的な気風と優しさに包まれて過ごした日々、、、」とあり、わたくしの抱く朱雀ワンゲル観と全く同じで、深くうなづいた。生徒と先生と立場は違っても、山仲間としての価値観や気風は同じ、…